『自分に言う言葉にも、他の人に呼びかける言葉にも、工夫が必要！』
新型コロナウイルスの感染を抑制するために、
政府、自治体や感染症の専門家などが、
「外出を控えてください」、
「不要不急の外出を控えてください」や、
「三密を避けてください」という呼びかけを行っていますが、
それよりも、
“Stay home” “Stay at home”
「家にいてください」と、第一に呼びかける方が、
ずっと優れています。
「外出を控えてください」は、
「外出」をイメージさせ、連想させます。
「家にいてください」と言われる場合よりも、
より外出に意識が傾いて、
外出したくなり、外出することが多くなるでしょう。
また、「不要不急の外出を控えてください」や
「三密を避けてください」という呼びかけは、
外出しても良いが‥‥、が前提になっていますので、
「外出しても良いが、不要不急の外出を控えてください」
「外出しても良いが、三密を避けてください」
つまり、
「不要不急の外出を控えて、外出してください」
「三密を避けて、外出してください」と言っているようなもので、
やはり、外出という行動をうながすことになります。
SMIクライアントの方なら、お分かりでしょうが、
アファーメーションを作成する際の原則の一つにあるように、
「〇〇をしない」、例えば、
「遅刻をしない」というような、
「否定の否定」の形を取る文章は、効果が低いのです。
もし、「遅刻をしない」と自分に言えば、
より「遅刻」をイメージし、「遅刻」を意識し、
「遅刻」に引きつけられることになります。
そして、ぎりぎり時間に間に合う消極的な姿しか想像できず、
遅刻減少の効果は、小さいのです。
この場合は、「定時に出勤する」と言い換えれば、
効果があります。
メッセージを伝えたり、アナウンスする場合も、
「してはいけないこと」、つまり、
「否定の否定」形式のメッセージやアナウンスよりも、
「して良いこと」、「するべきこと」の
メッセージやアナウンスの方が、
効果があり、優れています。
基本的に、人は、言葉によって考え、
言葉によって物事をイメージし、
そして、言葉によって行動しますので、
自分に言う言葉にも、他の人に呼びかける言葉にも、
工夫が必要です。
※詳細と具体的な方法は、該当するSMIプログラムを活用、参照し、指示を実践してください。
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